雪ん子の いちにち一輪
一日一輪 庭のお花が365花続くとは思わないけれど
何かに挑戦してみたいと思って・・・。    雪ん子
ヤマジノホトトギス..2006/09/28(木) 
この花をなんと形容したらよいのでしょう。
真ん中から突き出て傘のように開く蕊といい
花全体にちりばめられた紅紫色の斑点といい
複雑な形と独創的な配色は見る程に不思議です。
夏から秋へ
この花をみるようになると 秋の深まりを感じます。
ヤマホトトギスとの違いは
花被片の強く反りと
花心がむき出しに見えることです。
ホトトギスはユリ科なのですね。

キバナホトトギス..2006/09/29(金) 
国内に自生するホトトギスは9種類だといいます。
幾つかが咲きました。
背の高いものもあり・・・ですが
キバナホトトギスは比較的小型のようです。

シロバナホトトギス 白楽天..2006/09/30(土) 

ホトトギス 白秋..2006/10/01(日) 

ヤブツルアズキ..2006/10/02(月) 
ひんやりとした寒さを感じるようになり
野山の草むらを歩くと足元がぬれる程の露がおりています。
やがて霜となる日も真近でしょうか。
庭を出て野原を歩き
ひっそりとどこかさびしげに咲く 
花たちを写してみました。
マメ科アズキ属 
とても滑稽な顔をしています。
1Cmほどの黄色い蝶形花。
花の竜骨弁が合着して筒状となり、
ねじれるために左右非対称形の特徴的な形です。
栽培種のアズキの原種と言われ
秋も深くなるとアズキに似た
細長い線形の豆果を付けるようです。

ヤブマメ ..2006/10/03(火) 
目立たないけれど 
どこにでも絡み付いて繁殖している
というのがヤブマメの印象です。
つる性の一年草。
紫色のかわいい花。
地中にも花を付け
実もならせることができるという頑張屋さんです。

ナンテンハギ..2006/10/04(水) 
マメ科ソラマメ属
葉がナンテンの葉に似ていることに
由来しているとのこと。
高さ30〜60cm。茎は直立しマメ科の特徴である巻きひげを持っていません。
このあたりでは良く見られるお花です。

カラスノゴマ..2006/10/05(木) 
「烏の胡麻」シナノキ科。
野や丘の道端にある草丈30〜80センチの草です。
花は直径2センチ弱。下向きに咲きますが
黄色の花には品があります。
実がゴマに似ているので
カラスの食べるゴマと名付けたようです。

ヤマハギ..2006/10/06(金) 
「秋の野に 咲きたる花を指折り かき数ふれば 七種の花」 山上憶良
今日は十五夜。
月が晧々と照る中で七草が靡き・・・
雨が邪魔しています。
せめて 萩のお花でも飾り 
お団子でも供えましょうか。

キキョウ..2006/10/07(土) 
秋の七草。
山地の草原などに生える多年草。
古くからよく栽培されており、園芸品種も多い。
秋の七草のアサガオは
本種ではないかと言われています。

クズの花..2006/10/08(日) 
クズはつる植物で、
他の植物を隠してしまうほど
はびこるのでよく嫌われますがお花は綺麗です。
根を葛根といい、発汗、解熱作用があるので 
昔から風邪の特効薬として有名な葛根湯には
クズの根が配合されています。
古の昔には蔓から取った繊維で葛布と呼ばれる衣服を織っていたとのことですが
今でも美しい織物になっているようです。
私も花博の時 葛布で作った草履を買ってきました。
足に優しくて履き心地満点 自然からの贈り物に
感激しています。

オミナエシ..2006/10/09(月) 
花が風にそよぐ様子はいかにも女性的なお花です。
以前はどこの野原でも見かけたお花なのに
開発が進んで姿を消してしまいました。
20数年前には自由に持ち帰れる時代で
これは 長野の美ケ原からいただきました。

オトコエシ 
女郎花に似て男性的であるので
男郎花(オトコエシ)と呼ばれるお花です。
オトコエシは秋の七草でもなく
オミナエシ科の一つとして影が薄いですが
晩夏から初秋にかけて、山裾で目立つお花です。

カノコソウ 
近縁にカノコソウがあり
5月−6月に咲くのでハルオミナエシ(春女郎花)とも呼ばれます。
これは7月23日に伊吹山で出会った時のものですが
上から見ると、ポツポツとした蕾が
鹿の子しぼりに見えるところからカノコソウと呼ぶのだそうです。
優しさを感じるお花でした。

フジバカマ..2006/10/10(火) 
近くに公園があって
池の周囲に1000株のフジバカマが植栽されています。
9月中旬〜10月下旬まで花と香りを楽しむことができ
ると聞いていたのですが、先日行ってみましたが
もうすでに花の盛りは終わっていました。
説明によると
花の色は藤色で、花弁の形が袴のような筒状になっていることが名前の由来です。
中国では「香草」とも呼ばれ、葉が生のときは香気も薄いのですが、茎葉を束ねて室内に掛けておくと、日を経て乾枯するにしたがい芳香が強くなります。
昔、武士が戦場に行くとき、身だしなみとして兜に藤袴の香をたきこめたといわれています。
昭和30年代までは全国に自生していましたが
河川の護岸工事などで減少し、現在では絶滅危惧種となっています。
この公園に植栽されているフジバカマは、東日本高速道路株式会社(旧 日本道路公団)が、環境調査の際に多摩川の河原で見つけた株を繁殖させ、保護育成したものである。と紹介されていました。
私の写真は,茎に赤みが差しているので
本当のフジバカマではなくて,
何かとの雑種・園芸品種だと思います。

ススキ..2006/10/11(水) 
風に身を寄せ合いながら 輝いていく秋。

日本の山野に普通に自生しますが
このススキは園芸種でタカノハススキ(鷹葉ススキ)です。

ウメバチソウ ..2006/10/12(木) 
ユキノシタ科
ウメバチソウ属
山地の日当たりのよい湿地に生える多年草。
名の由来は、花姿が菅原道真の家紋の
梅鉢紋に似ているためとか。
ゴルフ場が出来るまでは 
この近辺にも自生地がありましたが
今は見ることはありません。
いろいろな野草が 開発によって消えていくのは
とても残念に思うのは 私だけなのかしら?

シュウメイキク 白花..2006/10/13(金) 
別名 貴船菊(キフネキク)
キンポウゲ科アネモネ属。
オレンジ色の雄しべが鮮やかで
清楚な花を咲かせた秋明菊は
何も言わず逆らわず・・私達に
安らぎを・・くれます・・。

ヤマハッカ..2006/10/14(土) 
和名は山薄荷 姿はハッカに似ていますが、
ハッカのような香気はありません。
紫色の穂状の花で彩りをそえて
群がって生えていることが多いので
存在感があります。

アキノタムラソウ 
ヤマハッカに良く似た花にアキノタムラソウがあります。
葉は複葉、花は輪生して咲きます。

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