雪ん子の いちにち一輪
一日一輪 庭のお花が365花続くとは思わないけれど
何かに挑戦してみたいと思って・・・。    雪ん子
キイジョウロウホトトギス..2006/10/15(日)  
熊野だより より抜粋
「キイジョウロウホトトギス」は
つややかで鈴の形のような黄色の花をつけ
「山里の貴婦人」とも呼ばれ優雅に咲きます。
 名前の由来は、紀伊(キイ)は紀伊半島。
上臈(ジョウロウ)とは江戸幕府大奥の職名で
優雅な貴婦人という意味からこの名がつきました。
風で花が揺れると鈴の音が聴こえてきそうな気がします。
 キイジョウロウホトトギスは、
霧がよく発生するところでしか育たない花だそうで、
この地方でしかお目にかかれない花だそうです。

環境に厳しいお花のようです。
春 立派な芽を出し 発育はよいのですが
今年のような長梅雨ですと
根腐れしますし、夏の直射日光にあてると
見事に葉焼けをおこし 見応えのない草姿に
なってしまいます。
それでも 5本ほどが 咲いています。

リンドウ..2006/10/16(月) 
秋の野山を代表する植物の一つ。
高さ20〜80センチになる多年草です。

毎年 たくさんのお花を咲かせていた
山採りのリンドウが 今年は咲きませんでした。
同じ場所で 同じように管理しておりましても
スルリと交わされてしまうのが
山野草の厳しいところです。
悲しいかな 「栽培種のリンドウ」になってしまいました(_ _。)・・・シュン

セキヤノアキチョウジ..2006/10/17(火) 
「関屋の秋丁字」 シソ科
青紫の花がいかにも秋草の風情で、大好きな花です。
このお花の名前を知った時 
関屋さんという方が発見したのかと思ったものです。
お仲間のみなさんは「空き家のセキチョウジ」とか
覚えるのに苦労したお花です。

アキチョウジの名前は
秋になって丁子の蕾みに似た花が
咲くことから付きました。
セキヤノアキチョウジの名前の由来は、
箱根に多く自生していたので
「関屋(関所の番小屋)の秋丁子」
と呼んだのだそうです。
アキチョウジが岐阜県以西に多く
セキヤノアキチョウジは、
関東と中部地方に咲くと聞いています。

アキノキリンソウ..2006/10/18(水) 
「秋の麒麟草」
(キク科 アキノキリンソウ属)
秋の山野を代表する野草で黄色の頭花はとても
よく目立ちます。
秋にベンケイソウ科キリンソウに似た花をつけるので
こう名付けられました。

キチジョウソウ..2006/10/19(木) 
「吉祥草」ユリ科・キチジョウソウ属
樹木の半陰地などに群生する常緑多年草。
日本庭園の下草に古くから広く利用されてきました。
洋風庭園や寄せ植えにも向いています。
この花が咲くと吉事があると言い伝えられている
ハッピーな花なんですけれど。
やがで赤い実を付けるというのですが?

ミョウガの赤い花..2006/10/20(金) 
ミョウガには、
真っ赤な実がなることをご存じでしょうか。
実ができるには、花が咲き、
空気中の湿度が98%に保たれた状態で、
虫が花粉を運ぶという条件が必要になる。
さらに、受粉から50日かかってやっと実がなる。
つまり、その間ミョウガが無事に育っていなければいけない。これらのことがそろって、初めて見ることができるため、まれにしか見られない。実を見られたら、それだけで幸運かもしれない。

一昨日 このミョウガの実をみる 
幸運に恵まれました。
普通の白い花に混じって点々と咲いていました。
花か 実か それとも不吉の前兆かと丁々発止の議論でした。
結局 専門家の方に聞いてみるのが良いという事で
写真を送ってお尋ねしたところ
上記のような回答でした。
「ミョウガの花は淡黄色のはず・・・」と疑問を持たれる方が見えるかも知れません。そのとおりでして
これは「ミョウガの赤い花」と呼ばれるのですが花ではなく、淡黄色の花の後にできたミョウガの実なのです。
その実が開いて種(白いもの)が見えているのです。ですからこれを「花」と言うのは正しくはないのですが
どう見ても花が開いた形に見えますので「ミョウガの赤い花」と言うのだと思います。
さて、ミョウガの実(さく果)ですが花が咲けばできると言うものではなく、大変にめずらしいもののようで
す。

センボンヤリ..2006/10/21(土) 
「千本槍」別名ムラサキタンポポ。
キク科 センボンヤリ属
春と秋に別の姿の花を咲かせる不思議な植物です。
春には小さくかわいらしいタンポポに似た花を咲かせますが タンポポのような豪華さはなく、いかにも野草の花といった雰囲気です。
秋の花はつぼみのまま開かない閉鎖花で、
これが大名行列の千本槍のようにみえることから
つけられた名です。

ミカエリソウ..2006/10/22(日) 
「見返草」
シソ科テンニンソウ属
別名 イトカケソウ
ほかに色のない初秋の林の中では
群生する花穂が美しく,
思わず見返ることから命名されたと言われています。
でもちょっと時季を逃すと哀れな姿になってしまいます。

クコの花..2006/10/23(月) 
「枸杞」。
ナス科
北国からは紅葉の便りも聞こえてきますが、
この辺はまだ木の葉は青いままです。
クコの花は6月ごろから咲き始めますが
ハムシの好物で直ぐに葉脈を残して
枯れたようになってしまうため刈り込んでしまいます。
今三度目の若葉に数個だけお花を付けていますが
赤い小さな実をつけることはなく終わってしまうのでしよう。

ヤクシソウ..2006/10/24(火) 
「薬師草」
キク科 オニタビラコ属.
秋も深まって山に花が少なくなるこの季節に
ヤクシソウの花はよく目につきます。
鮮やかな黄金の花をつけます。
花は直径約1.5センチメートルほどですが
一株から沢山の花をつけるので遠目にもよく目立ちます。頭花はタンポポと同じで舌状花だけからなり、花が終わると頭花は下向きにります。ヤクシソウの名前は、その葉の形を薬師如来の後ろにある飾りに見立てたものといわれています。

薬師如来 
薬壺を持ち、病気を治す仏様として有名で
衆生の病気を治し、安楽を与える仏とされます。
ヤクシソウはそんな雰囲気のお花です・

イヌホウズキ..2006/10/25(水) 
「犬酸漿」 別名:バカナス     
ナス科  ナス属
花は五月頃から咲き十月頃になっても見られます。
全草有毒だそうですが お花は可愛らしいです。

ツワブキ ..2006/10/26(木) 
「石蕗」キク科ツワブキ属.
葉がフキに似ることから名付けられた菊科の植物で
夏草も枯れて、路地の花も少なくなった時期に
鮮やかな黄色い花をたくさん咲かせるので
とても目立ちます。
木陰などの直射日光の当たらない所でも
良く咲き10月下旬から11月中頃まで花が楽しめます。光沢のある花びらから元気を貰える
初冬の花ではないでしょうか。

アキチョウジ..2006/10/27(金) 
「秋丁字」
10月17日にセキヤノアキチョウジを
紹介しましたが
アキチョウジとセキヤノアキチョウジは
大変よく似ています。
違いは花柄がセキヤノアキチョウジの方が長く
アキチョウジの方が短いというところかしら。
アキチョウジは岐阜県以西,四国,九州に分布し
セキヤノアキチョウジは関東地方、中部地方と
お互い住み分けているようです。
白花はちょっと珍しいかも。

我が家の見張番..2006/10/28(土) 
春の芽吹きから始まって
木や草の命の営みは
秋の実りで頂点を極めます。
今年は野山に木の実が少なくて
お山の熊さんや カモシカさんも
お家の近く徘徊していると聞きます。
我が家の庭にも 宝石のような木の実が
目立ち始めました。
既にお持ち帰りで無くなった実もありますが
少しでも鑑賞に耐えるように 
小鳥さんから守るための苦肉の策です。

ミセバヤ..2006/10/29(日) 
ベンケイソウ科ベンケイソウ属
「見せばや」
日本原産の多年草。
春の芽吹きも可愛らしい。
品の良い丸さのほんのりピンクの優しい雰囲気の葉。
星形のほどよいピンク色の花。
そしてまっ赤に染まる晩秋の紅葉。
小さいけどたくさんの魅力をもったお花です。
「見せばや」の名は「あまりにも綺麗なので誰に見せようか」という意味があります。

ヨメナ..2006/10/30(月) 
「嫁菜」
キク科。
野菊と呼ばれる植物のなかで、
よく目にするのがヨメナのようです。
若葉を食べた時の味がいいのと、
花の色や姿がやさしいので「嫁」の名前が付いたとか。ヨメナは関西地方に育つと言われていますが、
このあたりもヨメナは咲いています。
もしかしたら 関東嫁菜 なのかもしれません?

ノコンギク..2006/10/31(火) 
「野紺菊」
キク科 シオン属
ノコンギクは本州から九州に生育する多年草であり、
山野に最も普通な野菊です。
花や葉の形や生育立地はヨメナによく似ていて
識別が難しいのですが
そう果の冠毛が長いことや全体に短毛が多いことなどで区別しています。

ハマギク..2006/11/01(水) 
「浜菊」
キク科 ニッポナンテマム属
学名や英名が示すように原産地は日本で
この属名に含まれるのは
このハマギクだけだと知りました。
清らかで美しく特有の芳香があります。
丈夫で一度庭に植えるとほとんど手がかかりません。
茎は木質化し、放任すれば高さ1mくらいになります。

サガギク..2006/11/02(木) 
「嵯峨菊」
糸のように細い花弁が箒状に
束になって立つ優雅な花。
京都の大覚寺にある大沢の池の島に
自生していた野菊を
気品ある姿に仕立て上げた格調高い古典菊。
大覚寺には七五三に仕立てた嵯峨菊が雅に咲くと言います。
一度拝見したいものです。
白も紅のもありますが 今日は
hanaさんのお好きな黄色のお花です。

アワコガネギク..2006/11/03(金) 
「泡黄金菊」
普通ノギクと呼ばれているものは
白から青紫のかかったものが多いですね。
そのなかでこのアワコガネギクだけは黄色の花をつけます。
花は他のノギクと比べるとやや小さめ。
咲きだすのは比較的おそく、
初冬のころも花を付けている。
茎は多数がさかんに枝分かれし、
伸びすぎて長く横に寝たように広がってしまいます。
葉は栽培ギクに似ています。
和名は泡黄金菊で、たくさんの泡のように小さい黄金色の花に基づいて牧野富太郎博士が名づけたものである。  キクタニギクの別名もあり これはこの植物が多く見られる京都地方の地名によるものといわれているのだそうです。

P1 P2 P3 P4 P5 P6 P7 P8 P9 P10 P11 P12 P13 P14 P15 P16 P17 P18 P19 P20 P21 P22
[編集]
CGI-design